モラハラ夫– tag –
-
【15】離婚宣言①「お前まともじゃないからな」
義実家「離婚したいです。」 写真の事件から1か月経っていた。 今考えればその時は冷静ではなかったと思う。 頭の中は真っ白で震える声で旦那にそう告げると 「俺は仕事を休んで家にいるお前をずっと食わせてやってたのに、恩とかなにも感じないの?」 「こっち... -
【13】復職後の話⑧「消えた写真」
義実家鏡を見るとまるで別人のようにまぶたが浮腫んではれ上がっている。 『休みの日でよかった』 旦那から暴力こそなかったものの昨夜はその後も旦那からの一方的な物言いが続き 最終的に結論は出ないまま「とにかく俺は知らないから」という旦那の言葉を最後に... -
【12】復職後の話⑦「対決・最大の過失」
義実家「スマホを見せてもらえる?」 ここまで強い態度で旦那と話したことは今までになかった。 オロオロとしている姑には寝室へ戻ってもらい 深夜のリビングで旦那とふたり向かいあう。 『こんなに幼い顔をしていただろうか。』 久しぶりにまじまじと見た旦那は... -
【11】復職後の話⑥「あの子を責めないで」
義実家その後旦那は貝のように口を閉ざしてしまった。 あきらかに顔色が悪くなっている旦那を見て今の段階で話合いは無理だと判断した私は 「責めるつもりはないけど 明日の夜きちんと話をさせてほしい」 と伝えて写真をもって自室に戻った。 端的に言えば『浮... -
【10】復職後の話⑤「フライデー」
義実家「これポケットから出てきたよ。」 今考えればバカだったと思う。 時間が0時を超えそうになったころ私は旦那に4つ折りになった写真を手渡した。 ポロライド風に現像された写真の中では私よりも10歳は年の若い女性と旦那が裸で抱き合っていた。 写真の中の... -
【9】復職後の話④「旦那の『秘密』」
義実家「みくさんご飯は?」 先に起きていた姑が『次の言葉を言いたくてたまらない』様子で訪ねてくる。 昨晩も何とか旦那を退けたもののなかなか眠りにつけず徹夜を覚悟し始めた明け方に糸が切れたように寝入った結果 私は数十年ぶりの寝坊をやらかしてしまった... -
【8】復職後の話③「終わらない悪夢」
義実家翌日になると旦那はいつもと変わらない様子で黙って朝食を済ませて会社へ向かった。 自分も通勤電車に揺られながらぼんやりと昨夜のことを思い出す。 『一時の気の迷いだろう』『あれだけ抵抗すれば大丈夫』『はやく離婚しよう』 離婚への決意を固めつつい... -
【7】復職後の話②「調子に乗るなよ」
義実家ベッドに思い切り組み敷かれパニックになった私は深夜であることや下の階に姑がいることも忘れて大暴れをしながら大きな声で「嫌だ」「やめて」と叫んだ。 力の差はあったものの全力を振り絞って抵抗を続けると押さえつけようと頑張っていた旦那の力が急に... -
【6】復職後の話①「旦那の豹変」
義実家復職をして3か月。 毎日朝5時に起きて姑の昼食を含めた3食の用意と義父がデイサービスへ行くための準備洗濯物を干すところまで終えると出勤準備に使える時間はほとんどない。 30分ほど電車に揺られて1時間休憩の8時間勤務。 残業が無ければ19時に帰宅し... -
【2】義実家編②「産めない体」
義実家「そうかもしれないけど、 みくが産めない体なんだから仕方ないよ」「これからは子供いないぶんみくにも働いてもらうし、お金がたまったら皆で旅行にでも行こうよ」 とにかく姑をなだめようとしたのか声を大きくしてひとしきり話した旦那と姑は「ほら、昔...
1