【16】離婚宣言②「決意の朝」

『家から離れよう』

一睡もせず夜を明かして
通勤電車に揺られていると

ふとこれまで思ってはいてもできていなかった決意が固まった。

電車にはスーツや私服姿の男女がひしめいて

スマートフォンを見つめたり
つり広告を眺めたりして

思い思いに目的地までの不毛な時間をやりすごしている。

『足があればどこにでも行ける』
『あの家に縛られたくない』

今思えば当時の原動力は『今やらないと二度と立ち直れないかもしれない』という焦燥感だった。

この朝を境に

私はまるで取り付かれたように
旦那との別居に向けて動き出した。

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この記事を書いた人

夫と別居中の40代主婦です。
婚外恋愛中の彼とのことや他愛もない毎日を投稿していきます。同じような境遇のかたと繋がれたらとても嬉しいです。

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