miku– Author –
miku
夫と別居中の40代主婦です。
婚外恋愛中の彼とのことや他愛もない毎日を投稿していきます。同じような境遇のかたと繋がれたらとても嬉しいです。
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【18】離婚宣言④「踏ん切りがついた」
義実家1K6畳で5万円しない部屋が見つかった。 私の手取りを考えれば『食べていくのでやっと』になるけれど とにかく一時的にでも『逃げ込む場所』が欲しい一心だった。 仲介手数料や敷金礼金日割り家賃や保証会社利用料を含めると 初期費用は簡単に20万円を... -
【17】離婚宣言③「審査に通らないかも?」
離婚/別居「世帯主様はご主人でしょうか?」 離婚宣言をしてから5日後。 家から電車を乗り継いで1時間会社までは快速を利用して30分程度の 小さな町の年季の入った不動産屋で私は硬直した。 『話してしまったら審査に通らないかも』 私と同い年くらいだろうか。... -
【16】離婚宣言②「決意の朝」
義実家『家から離れよう』 一睡もせず夜を明かして通勤電車に揺られていると ふとこれまで思ってはいてもできていなかった決意が固まった。 電車にはスーツや私服姿の男女がひしめいて スマートフォンを見つめたりつり広告を眺めたりして 思い思いに目的地までの... -
【15】離婚宣言①「お前まともじゃないからな」
義実家「離婚したいです。」 写真の事件から1か月経っていた。 今考えればその時は冷静ではなかったと思う。 頭の中は真っ白で震える声で旦那にそう告げると 「俺は仕事を休んで家にいるお前をずっと食わせてやってたのに、恩とかなにも感じないの?」 「こっち... -
【14】復職後の話⑨「お義母さんが盗んだの?」
義実家用事から帰宅するといつもなら暖かいお茶をせがむのに 姑は私と目を合わそうともせずに「ただいま」とだけ言って自室へ向かってしまった。 旦那は早朝から出かけたようで家にはいない。 「お義母さん。ちょっとお聞きしたいことがあるんですけど、今だいじ... -
【13】復職後の話⑧「消えた写真」
義実家鏡を見るとまるで別人のようにまぶたが浮腫んではれ上がっている。 『休みの日でよかった』 旦那から暴力こそなかったものの昨夜はその後も旦那からの一方的な物言いが続き 最終的に結論は出ないまま「とにかく俺は知らないから」という旦那の言葉を最後に... -
【12】復職後の話⑦「対決・最大の過失」
義実家「スマホを見せてもらえる?」 ここまで強い態度で旦那と話したことは今までになかった。 オロオロとしている姑には寝室へ戻ってもらい 深夜のリビングで旦那とふたり向かいあう。 『こんなに幼い顔をしていただろうか。』 久しぶりにまじまじと見た旦那は... -
【11】復職後の話⑥「あの子を責めないで」
義実家その後旦那は貝のように口を閉ざしてしまった。 あきらかに顔色が悪くなっている旦那を見て今の段階で話合いは無理だと判断した私は 「責めるつもりはないけど 明日の夜きちんと話をさせてほしい」 と伝えて写真をもって自室に戻った。 端的に言えば『浮... -
【10】復職後の話⑤「フライデー」
義実家「これポケットから出てきたよ。」 今考えればバカだったと思う。 時間が0時を超えそうになったころ私は旦那に4つ折りになった写真を手渡した。 ポロライド風に現像された写真の中では私よりも10歳は年の若い女性と旦那が裸で抱き合っていた。 写真の中の... -
【9】復職後の話④「旦那の『秘密』」
義実家「みくさんご飯は?」 先に起きていた姑が『次の言葉を言いたくてたまらない』様子で訪ねてくる。 昨晩も何とか旦那を退けたもののなかなか眠りにつけず徹夜を覚悟し始めた明け方に糸が切れたように寝入った結果 私は数十年ぶりの寝坊をやらかしてしまった...